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Re: 問3は、“この目覚めの最初から”B-火であることはありえなかったことを意味するのではないでしょうか。

 投稿者:φメール  投稿日:2008年 7月12日(土)03時26分16秒
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  > No.1988[元記事へ]

khnmrさんへのお返事です。

なるほど、大変面白い御指摘ですね!
問題そのものの「提示のされ方」を問う提言です。

眠り姫問題の本質を捉えるには、確かに、問3は

 > 「今は、B-火ではない。場合Aである確率は?」……①

ではなく、

 > 「今はB-月(あるいはB-火)ではない。場合Aである確率は?」……②

と問わねばいけなかったようですね。

ただ、眠り姫問題に好意的に解釈すると、
ほんとうは②の質問が予定されていたのだが、どちらか一つに決めねばならないので、たまたまB-火ではない、と言った場合で代表させているということになるでしょうね。だから、今がB-火だったら問題不成立、というわけではなく、その場合には

「今はB-月ではない。場合Aである確率は?」……③

 と問われたということです。
 「B-火であることはありえなかったという暗黙の前提」はなかったという解釈です。

 ただし、「今は火曜である」と言われることが絶対ないかのような問題提示のされ方であることは事実です。月曜か火曜かだけの分類で問うかのような設定に書かれていますから。その設定だと、「火曜である」と言ったとたんに問題が成立しなくなっていますから、頭ごなしに除外ですよね。

 しかし、被験者が質問の形をあらかじめ承知しているわけではなく、いきなり言われたとすれば、「火曜と言われずに月曜と言われたのだから……」と、素直に考えるのだと思います。

 それでも、被験者ではなく問題を解く人(問題内のキャラクターではなく、問題の外にいる解答者)に対しては、誤解を防ぐために、②のような方法で問いかける、という明示は必要でしょうね。

 意味論と語用論の狭間というか、
 これはもっと深く考えねばならない問題のような気がしてきました。

 問題提示のさいには、キャラクター視点(意味論的視点)と解答者視点(語用論的視点)の一致を心がけねばならない、という指摘として読みました。
 ありがとうございました。

  前回の「明晰度」の件はちょっと措いて(いずれ必ずお答えします)、まだ少し①②の件を考えてみようと思います。
 (いま『戦争論理学』のゲラをやっている関係で、抽象思考のほうはお留守になっていて時間かかるかもしれませんが)
 
 
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